手すりで事故予防
家庭内での事故によって死亡する高齢者の数は、平成10年には約8,000人にものぼり、年々増える傾向にあります。
事故は浴室、同一平面上、階段などで起こっています。なかでも同一平面上でのつまづきや、
よろめきによる転落は大きな割合をしめています。
もともと日本の家屋は部屋数が多く、また高い湿気を避けるため、床が高く、段差の多い造りになっています。
年を取るとすり足で歩くため、少しの段差でもつまづいたり転んだりしてしまうのです。
平成12年から、厚生労働省では「予防介護」に力を入れ始めました。介護度が高くなってから手すりを付けても
用をなし得ません。住まいの危険度をチェックし、あらかじめ浴室や、トイレ、廊下など段差のある所に予防策を
施します。手すりを付ける、滑りにくい床材を使用する、階段の一段目に明るい色彩を使用する。
また、玄関にはベンチを置くのもいいでしょう。ちょっとした心遣いや工夫で事故を未然に防ぐことができます。
玄関のベンチと手すり
玄関先で靴を脱いだり
履いたりするのが楽になりますトイレの手すり
「立ったり座ったり」など動作の変わる部分の補助手すりとして便利ですトイレガード
簡易タイプのアーム(ひじ置き)付です。足腰への負担をやわらげます
浴室握りバー
つかまるところがあると安全ですベンチ
浴槽まで、腰掛けた身体をずらしながら楽な姿勢で移動できます
住宅改修支援事業ってご存知ですか?
市町村が、高齢者向けに居室等の改良を希望する方に対して、おこなっている事業です。
住宅改修に関する相談や助言をするとともに、介護保険制度の住宅改修費の支給を受けられるよう支援します。
住宅改修に対する助成制度の概要
介護保険の住宅改修費の支給限度基準額:20万円
市町村による独自助成制度:80万円(※市町村により異なります。)
※詳しくはお住まいの市町村にお問い合わせください。
バリアフリーに関してのご相談も受け賜ります。
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