お風呂編vol.1~リラックス効果を上げる入浴法~

健康回復や増進をしようとする方法は、日常生活を通してたくさんあります。
生まれた時からの生活習慣となっているお風呂もそのひとつ。
そのお風呂の入り方を見直してみませんか?

入浴の方法

ストレス軽減には、37℃~39℃のぬるま湯に20~30分程度ゆったりと入るのがベスト。
微温の効果で副交感神経が活発になると同時に、浮力効果で体重も軽くなり、
ゆったりとできます。つまり、体重によるストレスの解消は、
水中以外では得られない方法なのです。
大きな浴槽で体を伸ばしてプカプカ浮くようにするといい気持ちになるのは、
浮力による体への直接的な効果が大きな役割を果たしています。
不感温度に近い、うんとぬるめのお湯に30分くらいゆったりとつかりましょう。
そうすればリラックス感が広がります。

手順

  1. お風呂が沸いたらしばらくフタを開けておき、浴室を暖めておきましょう。
    (浴室暖房乾燥機があると便利。)脱衣所も暖かくしておくといいです。
  2. お風呂に入ったら充分かかり湯をしましょう。身体の汚れを落としておくだけでなく、
    入浴の刺激に身体を慣らし、入浴による血圧の急上昇や脳貧血を防ぐことができます。
    かかり湯は心臓に遠いところ、つまり足から徐々に上へ、そして全身に。
    シャワーよりも、風呂桶のお湯をかけるほう効果的です。
  3. リラックスできるお風呂の温度は37℃~39℃位です。最初はちょっとぬるめかなと感じる程度が最適。
    まずは20分位ゆっくり入ります。長くつかる時は胸から下の下半身浴がおすすめです。
  4. 足を伸ばせるお風呂なら、ゆっくり身体を動かしながらの入浴すると疲労回復効果が高まります。
    手足を動かすなど、軽い運動をすることにより血液の循環がよくなり、
    乳酸などの疲労物質の排泄が早まるためです。
  5. 身体を洗ったら、シャワーの水圧を高くして、肩や腰など疲れているところに集中的にかけましょう。
    血行がよくなりマッサージ効果があります。

注意…スポーツの直後やお腹がいっぱいの時、酔っている時の入浴は避けましょう。

★やっぱり大きなお風呂
大きなお風呂ほどリラックス効果も大きい
温泉に行くと家庭用のお風呂よりもさらにのんびりします。
広い浴室の大きな浴槽に体をひたすと、リラックスの脳波“アルファ波”が強くなるそうです。
★ながら入浴のすすめ
ほかの人と話しながら入れる温泉と違って、家庭風呂だと浴槽で20~30分はかなり長く感じられます。
そこで読書をする、音楽やラジオを聞くなど「ながら入浴」の工夫をしてみてください。
★アイデアしだいでリラックス増大
20~30分間の入浴の場合、浴室全体にリラックス感を高めるような工夫をしましょう。
※照明…蛍光灯よりもごく普通の白熱灯や、同じ蛍光灯でも電球色の方が光の刺激がすくなくて穏やかです。
※壁…壁面にある程度の広さがあるなら、防水処理をした大き目の絵か写真を飾るのも。
山や海などの大自然の光景は、実物でなくてもこころをのびやかにしてくれます。

次回はお風呂編vol.2~お風呂の安全講座~の予定です。お楽しみに。