水から始まる健康生活
水は硬水と軟水という2つの定義があります。
軟水ってなに?
水には沢山の不純物が含まれており、例えば硬度ミネラル(カルシウム・マグネシウム)、重金属(鉄分、マンガン、鉛など)などを指しますが、不純物の含まれている量により、その水が硬水なのか、軟水なのか、純水なのかに分類されます。それらの不純物の含有量が微量(世界的には17ppm以下)になっている水を軟水と呼びます。日本の水は40-80ppmといわれ、軟水に近い硬水で、中軟水とでも言ったらよいでしょうか。
軟水と硬水の違いは?
水の中に含まれるカルシウムとマグネシウムの合計量を数値化したものを「硬度」と呼びますが、この数値が高いものを硬水、低いものを軟水と呼びます。つまり、カルシウムとマグネシウムがたくさん入っている水が硬水、少ない水が軟水です。アメリカでは1リットルに含まれる硬度成分の単位をppmで表し、17.1ppm以下を軟水と定めています。
参考:(社)日本水道協会「平成16年度 水道用水供給事業浄水(給水栓水等)の水質データ」より
硬度ミネラルはあった方がよい、という誤解。
水はミネラルを含んでいる方がいいのではないか、と思われがちです。ミネラルには有機ミネラルと無機ミネラルが
あり、健康にとって必要なものは有機ミネラルですが、これは野菜などからしか吸収されません。
水分中の無機ミネラルをいくら飲んでも、蓄積と排泄を繰り返すだけなのです。