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夏こそお風呂がおすすめ!クールダウン浴で寝つきもすっきり

毎日暑い日が続いていますが、いかがお過ごしでしょうか。   ちょっと外を歩くだけでも汗が出てきます。反対に屋内は冷房が効きすぎ、温度差に身体がだるくなることも。毎日の終わりにバスタイムを上手に使ってリセットしましょう。 クールダウン浴って聞いたことありますか? 33~36℃のぬるめのお湯に10~20分程度浸かる入浴法です。“おふろ王子”こと、ノーリツ研究開発本部の野中隆さんによれば、「夏場などの暑い季節には、クールダウン浴はシャワーよりも寝つきをよくする効果があるとのこと。

 どうなると眠くなるの?

人の体温は計る場所によって異なり、体の中心部の体温である深部体温は37℃くらい、皮膚表面の体温である皮膚温は32℃くらいです。人はこの深部体温がスムーズに下がると眠くなります。赤ちゃんは眠くなると手足が温かくなりますが、体の中心から熱を逃がすために血管が拡張して血流を増加させているので、温かくなるのです。これは大人も一緒。つまり、血流に乗ってくる体の中心からの熱を効果的に奪い取れば、深部体温が下がって眠くなるのです。この時に、副交感神経を優位にさせるのがコツ。温めすぎて汗をかくと、交感神経が優位になるので目が覚めてしまいます クールダウン浴のお湯は、深部体温より低く、皮膚温より高い33~36℃。このぬるめのお湯に浸かると、皮膚表面は温まって血行が良くなって副交感神経が優位になります。血液が熱を放出しながら流れるので深部体温は下がり、汗をかくことなく眠くなります。

 高齢者と子どもは入浴の水位と時間が違う

クールダウン浴は年齢によって入浴の水位と時間が違います。「入浴の水位を大人は胸まで、高齢者や子どもはみぞおちまでに。入浴時間は10~20分程度だが、子どもは10分前後に留めてほしい」と野中さん。高齢者は心臓や血管などの循環系が弱くなり、直接、心臓に水圧がかかると負担が大きいので、心臓の下端にあたるみぞおちまでに。身体の小さい子どもは短時間でOK。大人が子どもと一緒に上がりたい時には、胸より深く、わきが浸かるくらいまで浸かってください。短時間で効果があります。

 温度の自動設定機能や温度計がなくても大丈夫!

クールダウン浴では、お湯の温度が大切です。温度の自動設定機能や温度計がないときの対応方法 1.手のひらで少しぬるさを感じるくらいのお湯を出す。 2.普段よりも低く湯張りをする。 3.湯船に入った後で水を足しながら、お腹が冷たいと感じないくらいを目安に調整する。 温かくもなく冷たくもない状態になれば大丈夫です。ただし、高齢者は温熱感覚が鈍くなっているため、この方法はおすすめできないとのことです。 私は今の時期、まだ湯船に入りますが、熱いお湯が好きなため、お風呂上りは身体が火照って30分は寝付けません。しかし、このクールダウン浴を試したところ、火照ることなく、すぐに休むことができました。夏になるとシャワーを使っても汗をかくので寝つきが悪く、睡眠不足から夏バテになりがちでしたが、今年はその悩みも、クールダウン浴で解消できそうです。